2013年4月11日木曜日

マカオのカジノが脅威に直面

Week in China にまたまた面白い記事を発見しました。
Dicey times ahead?」という、カジノにまつわる記事です。

以下、簡約です。


金門島と馬祖島は1950年代に国際的な注目を集めました。
中国本土の海岸からほんの数マイル離れたこの2島は、台湾と中国の外交問題の中心地でした。

しかし半世紀たって、馬祖島は、どこかギャンブルのできるところはないかと探している中国富裕層をうけいれようとしています。

米国のゲーム会社ウェイドナーリゾーツは、馬祖島に対して、海峡を隔てたカジノとしての将来を示しています。
ホテルは中国側、福州に建築し、短時間ボートを利用して対岸のカジノに乗り付ける計画です。
されに、既に島民からは、カジノ建設計画の承認は取っています。

まだ計画の早い段階ですが、マカオを揺るがすことは間違いありません。

近年では、マカオは、多くのアジア諸国、マリーナベイサンズを持つシンガポールなど - からの高まる圧力に直面しています。

カジノに進出するアジア各国は、マカオのカジノ収入を吸い上げる場所となっているためです。2012年は、380億ドルが流出していると考えられています。

外国の圧力にもかかわらず、マカオが常にギャンブルが合法であった、中国の一部であることは侮れません。それが、脅威にさらされていないかのように見せているにすぎません。

変化の最初の兆候は、Jestersとして知られているカジノのバーで発生しています。
海南島にあるマングローブツリーリゾートワールドのバーには、現在、 "派手なシャンデリア、巨大なルーレット盤のように見えるように作った天井"の下に、50のゲームテーブルを持っています。

客は、500元のチケットを買うことは許されていますが、お金を賭けることは許されていません。それらのチケットは、ゲームの後に、iPadsやスーツケースなに交換します。

このリゾートホテルは、北京のコングロマリット、アンタイオスの社長 Zhang Baoquan のものですが、中国本土でのギャンブルの合法化について、彼は楽観的な見通しを持っています。

政府は、マングローブリゾートの動向を意識しているというサインでしょうが、このプロジェクトの70%は、中国国家開発銀行が拠出しているのです。

マカオへの脅威は、外部からだけではありません。
習近平の不正行為対策のキャンペーンにも包囲される可能性もあるのです。

そのターゲットは、視察旅行オペレーターです。彼らは、中国の厳しい規制を潜り抜け、個人が中国から持ち出せる金額を増やせるように、信用を供与するビジネスを行っているためです。

なぜなら、視察旅行が、公的資本規制を回避して、マカオを通じてマネーロンダリングを容易にしているという長年の疑惑があるからです。
非公式のお金の流出ルートとして、よく使い込まれているのがマカオであり、汚職撲滅運動の最も明白な場所になっているのです。

ひそかに視察旅行反対運動が起こっている兆しがあります。

昨年末、大金をかける顧客の信用を拡大するビジネスに従事している何十人もがマカオのカジノで拘束されました。
この事件は、不祥事を起こした政治家、薄熙来 との関係があるかもしれないと憶測されているのです。





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